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省エネ関連

人々の生活を支えてきた蛍光灯の種類や特徴とは

2018-08-21
カテゴリ:省エネ計算[照明]
これまで照明は多くの発展を遂げており、今でも進化し続けています。
その中でも蛍光灯は近年の私たちの暮らしを支えてくれていました。
今回はその蛍光灯に注目し、蛍光灯の種類や特徴を紹介します。
 
■蛍光灯の特徴
蛍光灯は、円柱型のガラス管の中にアルゴンガスと少量の水銀を充填し、電気を流した時に放電するその光を用いた照明器具です。
要は、電気が「バチッ!」と放電した時の光をガラス管内に反射させ、それをちょうど良い明かりに調節して使っているということです。
蛍光灯は、少量の電気を流しさえすれば、中で電子と原子が衝突して連続的に放電を起こすため、大量の電気は必要ありません。
 
これが白熱灯では、電気を流してフィラメントの温度を高温に上昇させ続けることで光が発生しているため、時間当たりの消費電力が全く違います。
またフィラメントの温度を上げると言ったように、白熱灯では発熱の過程で大量の熱が発生するため、電気エネルギーの消費の効率が良くありません。
蛍光灯では、電子と原子の放電によって光を得ているため、エネルギー効率の点でも白熱灯よりも蛍光灯の方が優れていると言えます。
 
 
■蛍光灯の種類
 
蛍光灯には主に三つの種類があります。
主流なのがグロースターター型とラピッドスタート―型の二つです。
グロースタータ形は蛍光灯のワット数に応じた点灯管(グロー球)を使用して点灯させるタイプの蛍光灯で、ラピッドスタート―型は点灯管が無くて使えるタイプの蛍光灯です。
また、電気のスイッチをオンにしてから、照明が点灯するまでの時間に違いがあり、
グロースターター型は点灯までに少し時間がかかる上につき始めはややちらつきがあるのに対して、ラピッドスタート―型はスイッチを押してからの点灯時間が早く、蛍光灯に特有のつき始めのちらつきも少なめです。
 
両者の型の違いは、ガラス管の端に「FL」と書いてあればグロースターター型で、「FLR」と書いてあればラピッドスタータ―型です。
・「FL」  は Fluorescent Lamp(蛍光灯) の頭文字
・「FLR」は FL(蛍光灯)に Rapid(速い)の頭文字をつけたもの
 
蛍光灯にはこれ以外にも「FHF」で表されるインバーター型というものがあります。
特別な回路で電気がつく仕組みになっているため点灯時間が速く、ちらつきが少ないのが特徴です。
ただ、蛍光灯照明器具は2019年3月までに国内の主要メーカーでの生産終了が決まっており、LEDなどより高性能な照明器具に代替されます。
 
■まとめ
一口に蛍光灯と言っても種類が豊富にあります。
蛍光灯は当時の白熱灯で問題となっていた時間あたりの消費電力に大きな違いを生みました。
今はLEDが大きな違いを生み出しており、また新たな照明がLEDと大きな違いを作り、発展しています。
今後もそれぞれの課題を改善し、より生活が豊かになるよう進化してほしいですね。
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